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事務所にて(本番当日)


新作を見てからこのブログに遊びに来てくれた方へ

今作はブログの内容と連動してMAD作ってました。
以下のエントリーがその最終章となっていますので、
もしお時間のある方は読んでみてください。

なお、関係するエントリーとしは
コレ コレ コレ コレ コレ コレ コレ コレ コレ コレ コレ

があります。本エントリーだけではもしかすると「??」となるかもしれないので、そのような場合、暇な時にでも読んでみてください。(要・脳内補完)



まだ新作を見ていない方で、久しぶりにこのブログに遊びに来てくれた方へ。

新作をうpしました。
今作はブログの内容と連動してMAD作っていたので、もし興味があれば本エントリーを読んだ後新作を見てくれると嬉しいです。
なお、「忙しくて文章読んでる暇ネーゾ」って方は、コチラをクリックするとすぐに新作に飛べます。

もし、本エントリーだけで内容が「??」の場合には、関係する以下のエントリーも読んでみてください。(要・脳内補完)
コレ コレ コレ コレ コレ コレ コレ コレ コレ コレ コレ



まだ新作を見ていない方で、いっつもこのブログに遊びに来てくれてる方へ。

おまたせしました。新作うpりました。よろしくお願いします。
まずは本エントリーを読んで頂けると嬉しいです。
時間の無い場合にはコチラをクリックするとすぐに新作に飛べます。





---8<----ここから本編-------




携帯電話「てってってー てってっててー♪」


ん?やよいからか・・・ はい、もしもし


や「ぷ・・・ぷろでゅーさーさ~ん・・・」


おい!どうしたんだよ! そんな泣きそうな声で!


や「ううぅ・・・ご、ごめんなさい・・・」



本作、最後のエントリは収納なりけり。


だから!どうしたっていうんだ


や「まだ・・・全然熱が下がらないんですぅ・・」



むぅ。 



--嫌な予感が当たってしまった・・・--



そ、そ、そうか・・・




--俺が動揺してどうするっ--





体調はどうなんだ?吐き気は?

や「熱はありますけどぉ・・・少しくらいなら動けます・・・」

いや、無理はするな。 いいか、家で休んでるんだぞ





--参った・・・ここに来て最悪の事態だ--




や「でもぉ ぷろでゅーさー・・・今日は・・・」


あぁそうだステージがある。



や「えぅ~・・どうしよう・・・・」

ま、まずは主催者と連絡を取ってはみるが



や「ごめんなさい ごめんなさいぃ ケフンケフンッ」

やよいは今は体調の事だけを考えろ、いいな?!



や「でもぉ・・・」


デモもストライキも無いっ ステージは今回だけじゃないんだ。やよいにもしもの事があったr・・・


や「そんな事言わないで下さいっ 私行きます!」


ふんっ! 



やよいなら絶対言うと思ったよ。 でもだめだ。








・・・あまり言いたくは無かったが、、、






や「な、なんですか」



いいか、やよい。


やよいは今やAランクアイドルだ。駆け出しのアイドルなんかじゃない。
ましてや事務所の掃除のアルバイトなんかでもないんだ。

どれだけの苦労をしてここまで来たか一番やよいが分かってるはずだ。


や「だからこそ 今、いかなきゃ・・・」




いや、違う。





やよい・・・やよいはもう、自分一人の気持ちだけで動けるほど身軽な存在じゃないんだ。
たくさんの人たちとの関わりの中でしか動く事ができないんだ。
それが・・・・悪いが Aランクアイドル というものなんだ。


や「・ ・ ・ ・」


気持ちはわかるぞ、やよい。
いつも一生懸命で人一倍責任感の強いやよいの事だ、だまって家で寝てる方が無理に決まってる。


でもわかってくれ。俺たちのいる場所はステージの下じゃない。テレビの前でもない。
煌めく舞台の上なんだ。

そして、やよいの事を心配してるのは、俺だけじゃない。
もし、ここで無理をおしてステージに立ち、その途中で何かあったら・・・
ファンのみんなや、関係者さん達にもっと心配をかけてしまうんだぞ。


や「 ・ ・ ・ は・・い・・・」


わかってくれたか。
心配な気持ちは分かるが、たまには俺に任せてみてくれ。


それじゃ、ちょっと忙しくなるから電話切るぞ。


や「ちょっと・・・ちょっと待ってくださいぷろでゅーさー」


なんだ?



や「ありが・・とう・・ございま・・す・・・」

ばか!なに言ってるんだ
こう見えてもな、俺はやよいのプロデューサーなんだぞ。
後の事は任せとけっ!

何かあれば連絡するから、やよいは自分の体の事だけを考えろ、いいな!

ガチャ  

や「ぷ、ぷろでゅー・・・」

ツー ツー









--さぁ、どうするか。--



まさかステージに穴を開けるわけには行かない。
事務所の為にも、そして無理をおしてでもステージに立とうとしたやよいの為にも。



まずは相手方に連絡が必要・・・か


いや、まて。
ただ「体調が悪くて出演できません」だけじゃ納得するわけがない。何か考えなくては。


こんな肝心な時に社長は出張だし。









小鳥さん。。。そうだ小鳥さんに相談してみよう。











・・・と、言うことになってまして・・・

小鳥さん、何か良い案はありませんか。

こ「ん~ こまりましたね。私もこれといって良い考えがあるわけじゃないですけど」

むー。

こ「でも」





でも?!





こ「もし、どうしてもって言うのなら・・・」



言うのなら?















こ「私がステ・・・」

いや、結構です。



す、すいません。まさかこの期に及んで小鳥さんが復活されるなんて考えていなかったもんですから、つい取り乱してしまいました。
今回のステージについては「765プロ所属アイドル」って事で相手方から言われているものですから・・・

できれば、その・・・・

こ「ふふっ 冗談ですよ」

こ、こんな時に冗談ですか!?

こ「ごめんなさいね、でもふらうさんがあまりにも焦っているようだったから、少しでもリラックスしてもらおうと思って・・・」

そうだったんですか・・・そんな事も考えずにすいません。

こ「ううん、いいんですよ。」


んむぅ・・・



こ「ねぇ、ふらうさん、千早ちゃんにお願いしてみるっていうのはどうかしら」






!!


こ「彼女ならきっと分かってくれると思うし、それに・・・」

うんうん

こ「必ず期待に応えてくれると思うわ」



そうだ・・・ありがとうございます小鳥さん!
すぐに連絡してみますっ

こ「えぇ。頑張ってね。また何かあったら遠慮無く相談してくださいね」

わかりました!それでは失礼します!









--自分自身に余裕が無いのがわかる・・・--

まずは千早に連絡をとらなきゃ。



携帯電話「\セブンカラーズのキャンディー頬ばって♪/」

携帯電話「\ナナメ目線でハートの同期とって♪/」






おかしい。。。出ないぞ




携帯電話「\スマイル武装の画期的なスタイルで♪/」

ち(あ・・・・携帯が鳴ってる・・・でも今はレッスン中で出れない・・・)








携帯電話「\秒読みを待って走りだすトリッパー ♪/」

なんてこった\(^0^)/
出ないぞ・・・






携帯電話「\グルービ~~♪/」




携帯電話「\もとめて~~♪/」

ち(随分鳴ってるわね・・・)







ち「先生、ちょっと電話をとっても良いですか?随分長く鳴ってるみたいなので・・・」


ピッ・・・ 



ち「もしもし? あ、プロデューサー。どうしました?」

あぁ、居たのか。

ち「レッスン中だったもので、すいません」

すまん、レッスンだったのか。

ち「えぇ。 随分長く鳴っていましたが、何かありましたか?」

そうなんだ、実はな・・・











ち「ええ!やよ・・・高槻さんが?!」

そうなんだ。それでまさかステージに穴を開けるわけには行かないから、千早に替わりにステージに立ってもらえないかと思ってな。

ち「それは構いませんが・・・私で良いのでしょうか」

相手の意志はわからないが、
俺はむしろ千早しか居ないと思ってる。

ち「あ、ありがとうございます」

それじゃ、お願いできるか?

ち「もちろんですっ! 私に高槻さんの替わりが務まるかどうかわかりませんが、私なりに精一杯歌います」

さすが千早。愛してるぅっ!




ち「え?何かいいましたか?」

あぁ、「愛してる」と言った。




ち「ところでプロデューサー、何を歌えば?」

あぁ、まだそこまでは考えていなかった。

ち「まずはわかりました。先生には事情を話して早退させていただきます」

そうか

ち「すぐに事務所へ向かいますね」

すまん、そうしてくれ。

ピッ









--ふぅ・・・まだ問題は山積してる--

よし、でもまずは代替の目処は立ったぞ。

主催者さんに連絡だ。。。





--緊張するなぁ まさかの事態だし--











がっしゃーーーん!


は「話はきかせてもらいました!」



ちょwwwwwまたかwww
窓ガラスだけは止めろと言っただろうがぁぁぁぁ!!


は「わったしの出番ですねー!」

へ?何を突然。

は「だめですよープロデューサーさんっ 私に隠し事はできませんよー」

隠すも何も、別に・・・

は「水くさいですよぉ もぅー!」

なんのことだよwwww

は「私がやよいの替わりに出ますっ!」









は「わ・た・し・が・か・わ・り・に・で・ま・す





??





は「そんなに困った顔しなくてもいいじゃないですかー」

困った?

は「さぁさ、主催者さんに連絡してくださいよ、やよいがブッブーで、春香がピンポーンって」

チ、チミは何を言ってるんだ。やよいの代替は千早に連絡してOKもらったよ。あとは主催者さんに連絡するだけ。

は「千早ちゃんかぁ・・・あの歌、歌えるのかなぁ?」



ど、どういう事だ?  あ・・の・・歌・・だと?





は「私なら歌えるんだけどなぁ~」




歌える・・だと?


は「えへっ」

えへっ』じゃないぞ、どういう事だ! なんで知ってるんだ!?


は「ふふふ~ん どういう事かなぁ~♪」


ちょwww春香www
おまww もしかしてwww



は「なんの事ですかぁ~???」


以前、やよいが言ってたぞ『誰かが私のCD使ってるみたい」って
もしかしてそれ・・・

は「じゃっじゃーん! 私でしたー!」

じゃっじゃーん!じゃねーぞ
何をやってるんだ・・・チミは・・・




は「だって・・・やよいとプロデューサーが仲良く相談してるのを見て羨ましかったんだもん」



だからと言って・・・

は「やよいよりも上手に歌えたら、もしかして私にもチャンスあるかなーって!」

をぃをぃ・・・随分ヨコシマな考えだな
ともかく、だ、代替は千早に頼んであるから大丈夫。心配してくれてありがとう。


は「ふぇー。せっかく極秘練習をいっぱいしたのにぃ~」

そんな事いっても・・・








あ!





春香、今いっぱい練習したって言ったよな?

は「もっちろんです!」



それは何の練習だ?ダンスだろ?ダンスと言ってくれよ!







は「もちろんです!」


あふぅぅん・・・

ダンスは?ダンスの練習は?

は「う~ん、歌の練習はCDがあったのでたくさんできたんですけどぉ、ダンスはやよいが練習しているところを覗いたのしか見たことが無いかもぉ・・・」



や は り 覗 い て い た の か !

むぅ、まぁその事は今はいいだろう・・・。


は「でも大丈夫です! ダンスには自信があります!私の事を見てください!いっぱい練習しました!」


ど、どこかで聞いたことのあるセリフが並んでるな。
まぁ、もともと春香はダンスのセンスは良いし本人が大丈夫って言うのなら大丈夫だろう。

よし、春香も行こう!


は「やったぁ!えへへっ 作戦大成功~♪」

大成功♪って・・・なんだか調子狂うなぁ









--さぁ交渉だ・・・--

トゥルルル・・・

主催者「はい。」

野太い男の声だ。

あ、こちら765プロのプロデューサーのふらうと申します。いつもお世話になっています。



主催者「はい」

あの、実は急遽なんですが、お願いしたいことがございまして



主催者「なにかね」

先般より予定していましたやよいソロでのステージの件なのですが、違うアイドルを出演させるという事は出来ませんでしょうか。



主催者「何を言い出すかと思えば!」

ご無理な事だとは重々承知いたしております。



主催者「もうすでにステージの準備はできているんだ無理に決まってるだろ」

はい・・・



主催者「しかも、だ。開演まではもう数時間だぞ」

分かっています。ですから・・・



主催者「分かっていて無理を言うというのか!」

申し訳ございません、ですが・・・



主催者「むぅ・・・何か特別の事情でもあるのかね」

はい・・・実はやよいの体調が・・・



主催者「体調がなんだね。お宅もプロのアイドルを扱ってるんだろ?体調管理も仕事の一つじゃないのかね」

まさしく仰せの通りです。返す言葉もございません。



主催者「そうだろう!だったら予定どおり高槻やよいを出演させたまえ」

申し訳ございませんっ! そればかりは今回は出来なくなってしまいまして・・・



主催者「このままじゃ堂々巡りだな。で、彼女の調子はどうなのかね」

えぇ、実は彼女は数日前から体調を崩しておりまして、このステージの為に全ての予定をキャンセルし復調の為だけに尽くして参りました。
彼女自身もこのステージを大変楽しみにしていましたので、体調を崩すまでは今まで見たことも無いような輝いた瞳でレッスンに励み、胸をときめかしておりました。
ですので、今の今まで復調の可能性を信じ体調の管理を行っていましたが・・・

今朝がた彼女自身から連絡が来まして、まったく復調の兆しがない事を伺いました。
最もステージに立つ事を望んでいた彼女が正直に体調の不良を訴えてきたこと、この事だけでも相当の勇気が必要であった事と思います。

しかしながら彼女はそれでもステージに立つ、と言いました。



主催者「なら、なぜ立たせないのかね」

はい、それは私が「来るな」と伝えました。



主催者「なんだとッ! もういい! プロならプロらしくステージに立ちたまえ」

あの、話n



「もう、開演が迫ってるんだ忙しい、切るぞ」

ガチャ ツー ツー



あ・・・



やはり無理があったか。 さすがに当日に出演者交代なんて話、そうやすやすと受け入れてくれるはずがないよな・・・。




しかし・・・くっ・・・




どうすれば・・・




は「プロデューサーさんっ!大丈夫ですか?」

あ、あぁ。 いや・・・
かなりまずい。まともに話しを聞いてもらえてないんだ

は「う~ん、何か私にできること、ありませんか?」

ありがとう春香。 
でも、今はまだ手伝えることは考えつかないな。

そうだ! これからもう少ししたら千早が事務所に来る。二人で相談して曲とダンスを練習しておいてくれ。
大丈夫・・・だよな?

は「もっちろんです!千早ちゃんが来たらすぐに練習始めますねっ」

うん、頼むぞ。








--どうしたらいいんだ。。。ただ焦るばかり--






ガチャ


ち「ハァ・・ ハァ・・ プロデューサー!戻りましたっ」

千早・・・急にお願いして悪かったな

ち「いぇ、そんな事いいんです。 状況は?」

よくない。 どちらかというと・・・最悪だ。
話を聞いてもらえない。


ち「やはり、そうですか・・・」


俺はもう少し策を考えてみる。千早は春香とともにすぐに練習を始めてくれ
歌とダンスは春香が知ってる。

ち「え・・・? どうして春香が?」

それについては後で説明する。今はとにかくステージに間に合うように練習を始めてくれ

ち「・ ・ ・わかりました。すぐに始めます」

頼んだぞ、千早。

ち「任せてください。期待は裏切りません」









--とは言ったものの、どうしたらよいものか--

--ただ漠然と頭を悩ますだけで、時間は経過してしまう。なにか具体的に考えなくては--




もう一度、電話を掛けて正直に話してみよう。



トゥルルル・・・  トゥルルルル・・・

主催者事務所 「はい、もしもし」


あ、あの765プロのプロデューサーのふらうと申します。先ほどの件で再度ご連絡を差し上げたのですが・・・


主催者事務所「申し訳ございません、チーフはすでに会場に向かっております」


な・・・あ、、、、  そうですか・・・
あ、申し訳ありませんが、携帯電話の電話番号を教えて頂くことはできませんでしょうか?


主催者事務所「申し訳ございません、当事務所では担当の携帯番号を教えることは出来ないのです」


そ、、、そうなんですか・・・。

わかりました。ありがとうございました・・・。


ガチャ






くそっ! くそっ! くそっ!

連絡が取れないだなんてッ!

八方塞がりじゃないか・・・
チーフ(と、呼ばれる男)が会場に着くまで待つか?
いや・・・連絡がついたところで、了承が得られるとは限らない。もし了承がえられなかったらそれまでに経過してしまった時間があまりにももったいない。
俺も会場に走り、直接話をするか? いや・・・会って話しをしたところで同じだろう。




むぅ・・・







は「ちがうよ、千早ちゃん! そこの手の動きはこうっ!」

ち「ちょ、ちょっと待ってよ春香!さっきと違うじゃない!」

は「あれ?そうだっけ?」

ち「さっきは、こんな感じって言ってたわ」



をいをい・・・大丈夫かよ・・・

二人ともどうだ? いけそうか?


は「はいっ!全っ然、大丈夫です!」

ち「歌はいいのですけど・・ダンスに多少の不安があります」

間に合いそうか?

ち「間に合わせます!」


・ ・ ・そうか。 悪いが頑張ってくれ


は「大丈夫ですよ!プロデューサーさんっ!私たちに任せておいてくださいっ!」

そ、そ、そうか・・・。わかった。頼んだぞ。


ち・は「はいっ!」







--俺は何をすべきなのか・・--


だめだっ このままじゃ埒(らち)があかないっ


千早、春香、すまん!やっぱり会場に行ってくる!

ち「今から、ですか?」

あぁ。会場にいって直接話をしてくる。

は「わぁ!度胸ありますね、プロデューサーさんっ」

ち「正直、状況が変わるとは思えませんが・・・」

いや、せめてこちらの事情を知ってもらわない事には話が進まん。
電話じゃ切られてしまうからな、直接会って話しをしてみるのさ。


ち「わかりました・・・」


悪いが二人でレッスンは続けていてくれ、もし何かあれば小鳥さんに言って相談に乗って貰え、いいな!

は「は~い」

ち「わかりました。気をつけて行ってきてください」









--とは言ったものの--



会場についたはいいが・・・

もう前座のグループ達がリハを行っている。

チーフ(と、呼ばれる男)はどこにいるんだ。

会場中をくまなく捜すものの見つからない。

いくらこの祭典ステージは広いといったって目が届かないほどじゃない。

おかしい。 俺よりもとっくの前に会場入りしているはずなのに。



くそっ まっすぐ会場に向かった訳ではないのかっ!



・・・いや、そんなはずはない。

ステージを主催するチーフが他にどこに行く理由があると言うんだ。


気持ちばかりが焦る。

早く見つけて、本当の事を話さなくては。

このままでは完全にステージに穴を開けてしまう。
もしそんな事になったら、事務所としてのメンツや将来、そしてアイドルとしてのやよいの未来までもが潰えてしまう可能性させある。


"すっぽかしアイドル高槻やよい"


そんな事は絶対に避けなければならないッ!



どこに・・・どこにいるんだ・・・






ステージ上・・・いない。



バックステージ・・・いない。



観客席を見渡す。





いな・・・・!!






たッ!




全速力で駆け出す。


もう、最初の電話からどのくらいの時間がたってるだろう。
あの時は多少イラついている様子ではあったが・・・
落ち着いていてくれるといいのだけど・・・



タッ タッ タタタッ


ハァ・・ ハァ・・


す、すいません会場にまで押しかけてしまって・・・

「ん、君はたしか・・・765プロのふらう君、だったね」

はい、そうです。先ほど電話をしたふらうです。



・ ・ ・ん?



さっきの電話での対応とどこか様子が違う。

どこが、という訳ではないが、俺を見つめる目には心なしか俺がこれから話そうとしていることを既にしっているかのような、いやもっと腹黒く考えれば「見透かしている」とでもいうべきだろうか。

いずれにしても、今俺がやるべき事は事情を説明し理解してもらうことだ。


あの。。。


言いかけた時だった。


「さっきは悪かったな。朝から変な相談を持ちかけられてムッとしてしまって」

あ、いや・・・その事なのですが・・・






「事情は伺ったよ」





へ?

俺がキョトンとしていると続けてその男は話した








「ついさっき高木君から電話が入ってな・・・」



(社長!!!!!)







「なにやら、お宅のアイドルが大変な事になってるそうじゃないか」



え!? あ! はいっ
その事についてなんですがー



「ウチとしてはとても残念な事だが、事情が事情なだけに無理をさせる訳にはいかないな。このステージに立ったことが原因で倒れられても困るしな」



はいっ! ですので替わりのアイドルを・・・


「『替わり』だとぅ? 君の事務所はアイドルの替わりを出来るアイドルがいるのかね。」

あ、いやそういう意味ではないのですが、まさかステージに穴を開けるわけには行きませんので・・・



「なにか良い案でも?」


はい、ですから、やよいと同じ歌を歌います!
もちろん本人ではないので、あくまでも「替わり」にしかならないのですが、彼女なりの魅力で歌いきってみせます



「ふむ。随分自身満々だな・・・。」



もちろんです



「でも、ふらう君。こっちは当初お願いしていた高槻やよいの出演をあきらめる事になるんだ。ただの代替、って訳にはいかないな」

と、いいますと・・・?



「それなりに誠意を見せてもらわないと」




誠・・・意・・・。





わかりました。本来ならやよい一人のステージでしたが、2名でステージに立つというはいかがでしょう。

貴方も業界の人であれば、なんの因果もない2名のAランクアイドルを同じ舞台の上に同時に立たせる事の難しさは分かるはずです。



「うむ。。。で、そのアイドルとは?」


天海春香、それと・・・如月千早 です







!!



不満でしょうか


「な、なにを言ってるんだ君。そんな事ができるはずがない!」


えぇ、僕もそう思ってました。二人とも我が765プロが誇るAランクアイドルです。
どう考えてもユニットで無ければこの二人が同時にステージに立つことなんてあり得るはずがありません。
ましてや、このような急な出来事に対応できるはずが・・・。




「よし、わかった。高槻やよいの事は残念だがまたの機会にお願いするとしよう。」


ありがとうございますっ!


「すぐにその二人で手配したまえ」


わかりましたっ


「まるで奇跡が起きたようだ、あの二人がステージに立つだなんて・・・」









すぐに会場を後にし事務所に戻る事にした
その途中。。。



事務所、事務所ではどうなってる!?連絡を取らねば。



トゥルルルル・・・・

こ「はい、765プロです」

あ、小鳥さん! 俺ですふらうです。

こ「どこにいるの? 春香ちゃん達、一生懸命練習してましたよ?」



そんな事より小鳥さん!



こ「あら、『そんな事』だなんて随分な言い草ですね。やよいちゃんとふらうさんの為にあんなに一生懸命練習してたのに」


す、すいません・・・あのっ!小鳥さん!社長に連絡してくれたんですか?!


こ「あ、はい♪ こんな大事に事務所にいないだなんて社長失格ですよ!って言っておきました♪」


うううぅぅぅ・・・ありがとうございます小鳥さん・・・
電話をしてくれたおかげで、社長のほうから主催者さんに連絡が行ったらしく、すべて上手く回りそうなんです。


こ「よかったですね♪」


はい・・・本当に・・・本当に・・・よかった・・・です・・



こ「さぁてそれじゃぁ、ふらうさんにお礼してもらわなくっちゃねぇ~」

なんでもします!言ってください!

こ「そうねぇ・・・」

遠慮無く言ってください! 焼き肉ですか? お寿司ですか?FSSですか?









こ「じゃぁ、今回のステージに私も出演させてもらおうk」

@無理



こ「ふふっ 冗談ですよ♪ お礼は考えておくので、まずは早く事務所に戻ってきてください。二人とも心配してまってますよ」


はいっ すぐもどります!

ガチャ


(やっぱり小鳥さんだったか・・・さすがは765プロを見守ってきただけはあるよなぁ)









ポツ、ポツッ、、

あ、雨が・・・

早く事務所に戻らなきゃ・・・



次第に雨足が強まる。。。

くっ! なぜこんな時に雨が。




ガチャ 

戻ったぞ!





は「あ、プロデューサーさん!おかえりなさ~い」

ち「おかえりなさい、プロデューサー。 何か状況は?」

二人とも聞いてないのか?




は「なんのことですかぁ?」





トンッ トンッ   ガチャ



あ、小鳥さん先ほどはすいません・・・


こ「ふふっ 気にしなくていいのよ。765プロの一員として当然の事をしたまでなんだから」


ち「音無さんがどうかなされたのですか?」

あぁ、小鳥さんが社長に今回の件を連絡してくれてな・・・社長が直接相手方に連絡して、アイドル交替の件を主催者さんに了解してもらったんだよ



ち・は「!!」

は「ということは?」


そうだ二人とも舞台に立つことになった




は「わっほい!」


ち「わかりました、それではステージに向けて時間ギリギリまでレッスン調整したいと思います」


よし、それじゃ俺は二人のステージ衣装を準備してくる。やよいの衣装じゃ二人とも着れないだろうしな。









--よし、うまくまわり始めたぞ・・・--




しかし、この雨いつまで降り続くんだろう。




ち「今日のステージは確か・・・」

そう、祭典ステージだ


は「えー!!濡れちゃうじゃないですかぁ」

そうなんだよ。俺も参ったなぁと思ってるんだが、こればかりはどうしようもない。


ち「でも、天気ばかりを気にしても仕方ありませんね、練習がんばりましょう」

は「そうね、千早ちゃん!がんばろっ」

ち「えぇ。」








--そうだ、連絡しておいてやるか。心配してるだろうしな--



携帯電話「そ~らっ♪ けせらせら うらら~♪」

携帯電話「ちょっと~ もじもじと でーとぉ♪」


や「あ、ぷろでゅーさーさんから電話だ。 もしもし?」

あぁ、やよいか? 体調はどうだ?



や「あ、はい・・・あまりかわりません。 」


そうか・・・


や「なにか変わったこと、ありましたか?」


あぁ、やよいの代わりにステージに立ってもらうことにしたよ

や「と、いうことは・・」


そう、穴をあけずに済んだよ




や「よかったぁ・・・ありがとうございますぅぷろでゅーさーさん」

いや、いいんだよ。

や「誰が替わりになってくれるんですかぁ?」

あぁ、千早と春香。

や「千早さんと春香さん・・・えぅぅぅ」

二人ともすぐにOKしてくれたんだぞ



や「二人ともごめんなさいですぅ・・・」

今、ステージに向け、事務所で練習してもらってるよ。

や「練習って、何をですか?」





それがな・・・笑うなよ?


や「わらう?」





そう、前にやよいが話してくれただろ? CDプレイヤーの事。

や「はい」

あれ、実は春香だったんだよwww


や「え・・春香さんが私の曲を練習してたんですか?」

そうだ。しかも・・・・

や「はい」




覗いていたのも春香だ



や「ほんとうですかぁ?」

あぁ、自分で言っていたから間違いない

や「春香さんなら4階でも覗けますもんねっ なるほどぉ・・・ケフンケフン」

それが図らずも功を奏して、っていうのかな。
やよいが歌うはずだった曲を春香と千早でやることになったんだよ。

や「そっかぁ・・・歌いたかったなぁ」



ま、そんな訳だからやよいは何の心配もいらないよ。十分に体をいたわってやってくれ。

や「わかりました・・・そしてごめんなさい」




いいんだ。 そのかわり・・・・

や「そのかわり?」



元気になったら、今まで以上に元気いっぱい歌ってもらうからな!

や「はいっ」



それじゃ、まだ色々と準備があるからこれで電話きるからな

や「はい・・あっ ぷろでゅー・・・」


ピッ


ツー ツー

や「切れちゃった・・・ケフンケフン」







や「立ちたかったなぁ・・・あのステージ。」






や「せっかくいっぱいっぱい練習したのにな・・・・」





ケフンケフンッ





や「なんか寂しいな・・・・」
















--二人とも、いけるのか?--

よし、ステージの準備はだいたい出来たぞ。

千早、春香っ どうだ?


は「はいっ!ばっちりです!」

ち「え?!春香、それでばっちりなの?」

は「なによぉ千早ちゃん。ばっちりだよぉ」

ち「そうなの・・? さっきもステップを間違えてたじゃない」

は「えぇ~ そうかなぁ。」

ち「そうよ、あそこのステップは私の前に来ちゃうとカメラさんや観客席からかぶっちゃうからダメって言ったばかりじゃない」

は「えへっ そうだったっけ?」

ち「そうよ。 んもぅ春香は自分の事しか考えてないんだからっ!」

は「ううん、そんなことないよぉ・・・」



おぃおぃ、今更立ち位置やステップでもめるなよ・・・。本当に大丈夫なのか?

ち「ダンスについてはだいたい煮詰めました」


え?今もめてたばかりじゃないか

ち「たしかにそうですが、多少は仕方ないと思います。完璧を求めるにはあまりにも時間が少なすぎます」

たしかにそうだが・・・恥ずかしいダンスだけはしないでくれよ。


ち「プロデューサー、たしかに完璧はありませんがお客様に見せる以上は、やれるだけの事はやります。安心してください」


(ふぅむ・・・さすが千早と春香だな。これがAランクアイドルの自信、なのか。)


ところで二人とも、ダンスはともかくとして、歌はどうすることにした?



は「は~ぃ! 私が歌うことになりました!」

ち「ちょっと春香、なに言ってるのよ! 歌は私が歌うって事になったじゃない」

は「なぁんちゃって! 歌は千早ちゃんに歌ってもらうことにしました」


そうかそうか。
歌の方の出来はどうなんだ?

は「はい、それは問題ありません。 ただ・・・」



ただ?どうした?

ち「春香に教えてもらqあwせdrftgyふじこ」
は「わー!わー!





??


は「なんでもありませーーん!」

むぅ?

ち「そうね、なんでもないわね。 ともかく、急造ではありますが、スコアをおこしてきっちりと練習しましたので、あとは本番を待つのみ、です」

そうかそうか。
まだもう少しだけ時間はある。 ぎりぎりまで練習しておいてくれ、頼んだぞ。

ち・は「はいっ!」












--よし、当初はどうなるかと思ったが、うまく行きそうだ--


小鳥さーん、すいませーん。

こ「はーぃ?」

衣装とアクセ類の積み込み、手伝ってもらえませんかー?


こ「おやすいごようですよ。 この段ボールを積み込めばいいのね」

はいそうですー、ちょっと重いかもしれませんがお願いしまーす。



こ「よっこいしょういち、っと。 あら。結構衣装類って重いのね」

こ「こっちが春香ちゃんの衣装、こっちが千早ちゃんの衣装ね」

こ「ふらうさーん! 積み込みおわりましたよー」



はーい、俺もこの段ボールを積み込んだら終わりですー。
すいませんが、二人を呼んできてもらえませんかぁー。




こ「いいわよー。 ちょっと待っててくださいねー」

はいー、お願いしまーす。











--さすがにバタバタしてきたな--

よし、じゃぁ移動するぞ。 
千早、春香、忘れ物はないか?

ち「私は特に・・・」

は「私もありませーん」


よーし、出発。




は「れっつらごー!」

ち「・・・・・・『ら』って何?」






雨足は相変わらず、か。




二人ともいいか、会場入りしたらすぐにステージだ。リハは無い。




ち「えぇ、わかってます」


いけるか?


は「やるしかありませんよ!」


そうだな、やるしかない。
せめて雨だけで上がってくれれば・・・。


(雨が降っているだけで気分は滅入るんもんだ・・・それじゃなくても彼女達にとっては何もかも唐突な出来事で心の準備さえままならないままステージに立たなくてはならないんだ・・・)






(頼むっ 晴れてくれっ! 頼むっ・・・・!)











--もしかして俺が一番緊張しているのかもしれない--


よし、そろそろ会場だ。

ほら、もうステージは始まってる。聞こえるだろ観客席の声が。





ち「えぇ。すごい声援です。 この雨の中信じられません」

は「すっごいよね、なんかワクワクしてきましたよぉ!」



ち「春香、何か楽しそうね」

は「そりゃそうよー いーっぱいお客さんがいるほうが楽しいじゃない!」

ち「それもそうね、私までワクワクしてきたわ」

は「♪ そうじゃなくっちゃ!」



さすが二人ともトップアイドルだ。
緊張をもろともせず、むしろ味方につけてしまうんだな。
この歓声に押しつぶされそうなのは俺だけなのかもしれん。






よし、到着。





は「いっくよー! 千早ちゃん!」

ち「そうね春香っ」
















おいっ!  ちょっと待て!!




ち「な、なんですか」




あの後ろ姿・・・・


















は「社長・・・?」










いや、ちがうだろ。そんな黒くない。






















ち「まさか・・・・・高槻・・・さん?」








あぁ、間違いない。やよいだ










や「ぷろでゅーさーさ~~ん!」








ふっ・・・・   まさかとは思ったけど、やっぱりな。








は「やよい~~どうしたのー! 大丈夫なの?」

ち「休んでなくちゃだめじゃない」





や「エヘヘッ♪ 来ちゃいました」






まったく・・・・
仕方ない奴だな。







ここまで来て帰らせるのも野暮、だよな











やよい、行けるんだな?











や「もちろんですっ ケフンッ」








まだ熱も咳もあるんだろ








や「・・・はい・・・」








しかも、その声。

とてもじゃないが、アイドルらしからぬ嗄声(させい)だ。








よし。




メインボーカルは千早でいく。

やよいと春香はコーラスとダンスだ。







それでもいいな?やよい!







や「もっちろんです!」






は「わっほーい!3人で歌えるんだ!」


ち「高槻さん、無理しないでね。気分が悪くなったらすぐに教えるのよ」


や「ぷろでゅーさーさん、ありがとうございますぅ」










ぐずぐずしてる暇はないぞ、ステージが始まっちまう。



さぁ、衣装に着替えてすぐにステージに向かうんだ。









ち「はいっ!」
















は「あ・・・衣装・・・・」







あ・・・






二人分しか・・・







や「えぅ~・・・・」
















ガサガサッ

















!!













あるっ! やよいの衣装があったぞ!

そうか、あの時小鳥さんが・・・・

こんな場面を想定して入れておいてくれたんだな。。。。

















よしっ 今度こそ行けるッ!!














さぁ! きらめく舞台が待ってるぞ!














千早「春香っ、高槻さんっ、行くわよ!


春香「うんっ!


やよい「はいっ!












俺は凛々しくステージに向かう、3人の後ろ姿をみて思った。




春香のケツが一番デカイ、と。





------


・・・ふぅ。 これにて今作の妄想エントリーは終了です。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。

力不足のクセに推敲はほとんどしないというテイタラク。
勢いだけで書いてますので、辻褄が合わない、文体が変等
モロモロあると思いますが、そこらへんは各自で脳内変換
してください。

でわ、また。ばいにぃー。

| 雑記 兼 備忘録 | 22:18 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

読み応えありました^-^

うん、やっぱりオチがナイスw
力作でした。なるほど、作品から感じるパワーは、やっぱりバックストーリーの完成度からでしたね。
カッコいい3人、素敵です。

| むーく | 2009/08/25 00:59 | URL |

こんにちは!
大変素晴らしい作品を見させて貰えました^^

此方のブログやニコ生をみていたので、より深くまで作品の世界に入っていけた気がします。
練り込まれたストーリーや随所に見られるこだわりなど、凄く参考になる事ばかりでした^^
なによりも始めから終わりまで目を釘付けにしてしまうパワーに感動しました!

| かわしゃん | 2009/08/25 11:17 | URL |

>むーくP

ふひふー!
このエントリーを書くためだけに1週間を費やしただなんて言えないっ
口が裂けても言えないっ!
ご視聴thxです!


>かわしゃんP

こんばんは!

たぶん、かわしゃんPが俺の生放送の一番のお得意様だったでしょうw
なのでー、細かいネタの一部一部をわかってるんじゃないかなぁw

次のエントリーではそういう小ネタの一部分を公開するつもりなので、
「ふふふっ、俺は既にしってるもんねー」と2828してくださいw
ご視聴thxでしたっ!

| 某ふらう | 2009/08/25 21:42 | URL |















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